あなたの髪が救いの手に。
「ヘアドネーション」への取組み
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プライムアシスタンス(以下、PRA)では、あらゆるお困りごとをアシストするビジネスモデルを通じてサステナブル(持続可能)な成長を実現させることで、SDGsに貢献し、よりよい会社・社会づくりを目指しています。
今回は、その取組みの一環として、ヘアドネーションに取り組んだ、鹿児島センター部兼IT企画部鹿児島ITチームの鮫島さんにお話をお伺いしました。
「ヘアドネーション」って?
病気や事故で髪の毛を失った子供たちへ人毛の医療用ウィッグを無償で提供する活動です。 切った髪をNPO法人へ自身で郵送するか、賛同サロンにて髪を切り郵送してもらいます。

鮫島さんは、ヘアドネーションのことをどこで知ったのですか?

昨年、ヘアドネーションをするために髪の毛を3年のばし続けた、小学校2年生の男の子のニュースを見たのがきっかけです。「女の子みたい」ってからかわれても“役に立つことなら平気だ”と言っていて、その姿に心を打たれました。
私も髪を伸ばして切って……の繰り返しだったのでチャレンジしてみようと思い、2年半伸ばして背中の半分くらいまでの長さになったときに、ヘアドネーションをやってみました。

小学校2年生の男の子でヘアドネーションに取り組むってすごいですよね!3年も我慢して伸ばすのはなかなかできないことだと思います。実際にヘアドネーションをする場合の流れを教えてください!

まず、会社の休憩室に掲示されていたポスターを見て、社内の担当SVへ問い合わせをしました。 そこで2つのNPO法人を紹介されたので、それぞれのサイトを確認したところ、NPO法人によって寄付できる髪の条件が違うことを知り、自分の髪色や長さから、「Japan Hair Donation & Charity」を選びました。

なるほど。法人によっても寄付できる条件が違うんですね。

そうなんです。そして次に、たくさんある協賛サロンの中から「美容室eiche【エイチェ】」さんを選んで髪を切ってもらいました。一つひとつHPを見て探したのですが、500人以上の実績があり、店長さんもヘアドネーションをされたことがあるとのことで、ココだ!と決めました。

500人以上! すごいですね。

ちなみに私は502人目でした! 実際に切ってもらった髪はこんな感じです。

結構な長さですね!

NPO法人「Japan Hair Donation & Charity」では、31cm以上の長さが必要で、だいたい35㎝くらい切りました。具体的にどれくらいかというと……1,000円札を縦に2枚繋いだ&プラスαくらいの長さがあればできます。

持ってみると長いですね! 1,000円札のたとえはとても分かりやすいです。 これからヘアドネーションに取り組みたいと思っている方に向けて、なにか気を付けることなどのアドバイスはありますか?

寄付できる条件が違うので、自分に合ったNPO法人を探すことがまずは大切です。協賛サロンも口コミなどを見て、きちんとしたところを探した方がいいと思います。中には協賛サロンと謳っておきながら、実際には郵送代行をせず捨ててしまったり、乾いた髪しか受け入れてもらえないのに、濡らして切ってしまうところもあるみたいなので……。

そういうこともあるんですね……。参考になります! ところで鮫島さんとっても美髪ですよね! ケアの秘訣があれば教えてください!

ヘアオイルやヘアマスクにこだわっています。栄養を与えるヘアオイルは毎日、ヘアマスクは週1~2回のスペシャルケアとして使っています。ヘアブラシも髪に絡まないものを使って、全体に浸透するようにしています。
鮫島さんが実際に使われているヘアケアアイテム

完璧なケア! 髪を大切にしている鮫島さんだからこそ、ヘアドネーションにかける想いも強いのかもしれませんね。最後に、取り組まれた感想を教えてください。

ヘアドネーションへの取組みを通じ、1人用のウィッグを作るのに実は20人分の髪が必要だということを知りました。他にもいろいろ調べてみたところ、ロングのウィッグの需要もあるんですが、ロングにするには50㎝は必要みたいで……。次回は50㎝の寄付に挑戦したいなと思っています!!

1回のみならず、すでに次回も取組みを決められているなんて、頭が下がります。鮫島さん、ありがとうございました!
■今回お世話になったNPO法人と美容室
・NPO法人Japan Hair Donation & CharityHPはこちら→(クリック)
・美容室eiche【エイチェ】
HPはこちら→(クリック)
■髪が短くても取り組めるヘアドネーション
髪が短くてヘアドネーションは無理……という方には、髪を切らないヘアドネーションとしてヘアドネーションシャンプーがあります。
詳細はこちら→(クリック)
ヘアドネーションを行っているNPO法人は他にもたくさんあります。
募集団体により寄付できる髪の長さも違うので、ぜひご自身に合った方法で、ヘアドネーションに挑戦してみてくださいね。
(取材・文/鹿児島センター部 春山奈々恵)